教授 博士(工学)
専門分野 | 人間工学、人間機械システム |
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担当科目 | 認知工学、人間-機械システム、経営統計、マネジメント工学実習Ⅱ 他 |
研究概要 | 「人にとって使いやすいヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)開発の方法論の研究」を行っています。モデルケースとして自動車のコクピットを設定しています。そして、使いやすさの向上に向けて、HMIを人間の「認知」「感性」「行動」の特性に適合化させるための手法の研究に取り組みます。「見やすい/聞き取りやすい」「わかりやすい」「操作しやすい」といった使いやすさや「安心」を提供するにはどうすればいいのか、また「いいね」「楽しいね」といった感性的な価値を提供して「使いたくなる」にはどうすればいいのか、そしてその背景にある人間のメカニズムは何か、人間特性の研究を積み上げて解明していきます。 |
指導内容 | 人間工学や人間機械システムの専門性のみならず、社会に出てから技術者として活躍していく上で大事な下記内容の育成・経験も目指します。 ・仮説検証型の研究や事実(データ)に基づく検討を通して、論理的思考を育てる。 ・工学的な問題解決手法の実践的な使い方を身につける。 ・日・週の単位で小さなPDCAを回す習慣をつける。 ・周囲との議論や協働を通して、チームワークや対人関係力を学ぶ。 ・人を対象とする研究を通して、人権や個人情報保護等の倫理観を身につける。 |
卒業研究のテーマ | ・HMIの見やすさ/わかりやすさ/操作しやすさに関係する人間の認知特性の研究 ・人間の状態(ストレスや居眠り等)の定量化手法の研究 ・運転者の心理的特性(性格や感性等)と、HMI利用行動や運転行動の関係の研究 ・ユーザーの感性や価値観の分類手法/定量化手法に関する研究 等 |