教授 博士(理学)
専門分野 | 情報システム、意思決定支援、システム理論 |
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主な研究テーマ | 情報システム開発の方法論 社会・経済システムのシミュレーション 意思決定論・ゲーム理論 |
担当科目 | 経営情報論、データベースシステム、オペレーションズリサーチ、コンピュータ演習Ⅰ、Ⅱ、 マネジメント工学実習Ⅰ |
最終学歴 | 東京工業大学 工学部制御工学科 卒業(1986) 東京工業大学大学院 総合理工学研究科修士課程システム科学専攻 修了(1988) |
学位論文 | Theoretical Foundation of Model Management in Decision Support Systems and its Implementation (東京工業大学1993) |
略歴 | 日本電信電話(株)、東京工業大学、千葉工業大学、日本大学(2007~) |
所属学会 | 経営情報学会、計測自動制御学会、進化経済学会、AIS ( Association for Information Systems ) |
研究紹介 | 情報系と経営系の接点に関する研究を行っています。 1) 情報システム開発:システム開発の方法を、実際の情報システム開発に適用します。データベース、WEBサーバ等を組み合わせたシステム開発の方法を研究します。 2) 社会シミュレーション:社会・経済現象を分析するためのモデルを作成し、コンピュータシミュレーションを行います。社会システムや経済システムを構成する意思決定主体(エージェント)の行動と、それらの関係をモデル化してシミュレーションプログラムを作ることで、社会や経済のメカニズムについて研究します。 3) ゲーム理論:経営上の問題をゲーム理論に基づいてモデル化し、分析します。あるいは、ゲーム理論に基づくモデルをコンピュータ上に実現して、シミュレーションを行います。 |
在学生へ一言 | 「学生よ理論を学べ」(そのココロは下記を読んでね) 時代の変化のスピードは早い。特に、経営情報分野に関連した技術(特にコンピュータ技術)の進歩には目を見張るものがある。仮にコンピュータに関連した個別の手法や技術(テクニック)を学んだとしても、そのほとんどが陳腐化して時代遅れのものになるのに、数年、長いものでも10数年といったところである。一方で、理論とは、個別の技術や手法によらない統一的な説明を与えてくれる「普遍的」かつ「体系的」な知識である。優れた理論は、個別の対象に依存しないものの見方、認識の基本的な枠組(「パラダイム(paradigm)」という)を与えてくれる。これは、10数年程度で陳腐化するものではない。ところで、新しい理論を体系的に学ぶには、そこに深く身を沈めて、じっくりと時間をかけて自分の頭で考える必要がある。そのように1つのことにたっぷりと時間を割くことができるのは。学生時代の今をおいて他にない。以上より結論。学生諸君、今こそ理論を学べ。 |