3年次に開講されるゼミナールでは、学生の希望をできるだけ反映する仕方で、すべての学生が専任教員の研究室に振り分けられます。教員が所属学生に対し、研究室のテーマに沿った学習をきめ細かに指導します。卒業研究に必要とされる基礎学力は、このゼミナールによって養われます。さらに、ゼミナールを通して、指導教員との対話が増し、研究室内の学生同士の親睦も深まり、将来の夢をお互いに語り合うことで、卒業後の進路を考える最初の機会が生まれます。その意味で、ゼミナールはとても重要な科目です。
大学院に進学する学生もおりますが、卒業研究は学部4年間の学習の集大成です。それまでに習得した知識と考え方を土台に、所属する研究室の教員の指導を受けながら、一つのテーマの下に研究を進め、その成果をまとめるものです。卒業研究を通して、マネジメント工学の専門家として必要な理解力、分析力、応用力、対話能力、創造力、そしてエンジニアとして最も大切となる豊かな人間性が養われることを目指しています。